Description
Cat#:
Format: CD / ALBCD-019
ARTIST: Luigi Martinale
TITLE: Arietis Aetas
JAN: 4560312310199
Lineup:
Luigi Martinale (piano)
Rec data:
All music directed and performed by Luigi Martinale
Recorded at Play! Studio, Bricherasio (TO) Italy, on February 20-21, 2012
Recording engineer : Alberto Macerata
Mixing & mastering engineer : Luca Bulgarelli
Cover drawing by Yoko Emanuela
Photo [C] 2012 Patrizia Galliano, Alberto Ferrero
Executive producer : Satoshi Toyoda, albóre jazz
[C] & [P] 2012 albóre jazz
Voices
1963年イタリア・ピエモンテ州生まれのジャズ・ピアニスト、ルイージ・マルティナーレのソロ・アルバム『アリエーティス・アエタース』(ラテン語で”牡羊の時代”)。暖かく、さりげない、それでいて歌にあふれたピアノは、言葉は少ないけれど、ゆっくりと話を聞いてくれる親密な友人のようだ。聴き手の心に少しずつ元気を取り戻してくれる。
彼はトリノのヴェルディ音楽院で修士号をとっており、現在でもイタリア国営放送RAIオーケストラへの楽曲提供も行っているというだけあって、和声と転調の感覚が精妙で美しい。ビル・エヴァンスの愛奏曲やジョビンやストレイホーンの作品もさることながら、自作の数々、そして最後に収められた「赤とんぼ」も見事だ。
本人の楽曲解説を読んで感じられるのは、過去と異文化に対する強い敬意が、演奏の底に流れていることである。長く付き合えそうな腕の確かなピアニストを見つけて、すっかり幸せな気分になった。(林田 直樹/サライ2013年5月号)
トリノ出身のピアニスト、ルイージによるアルバムは牡羊がテーマに選ばれている。牡羊はヨーロッパでは知性や情熱を意味するという。それにぴったりのプレイをソロ・ピアノで聴かせてくれるのがここでのルイージだ。穏やかでパッショネートな演奏が印象的。(隆)