Import CD – AU3001 – Living In A Movie – Eugenio Macchia

気鋭の伊・若手ピアニストを発掘紹介する「ピアノ・シリーズ」#3000番台。年間に僅かなタイトルしかリリースしないと言い切る、日本のピアノ・トリオ・ファンの期待を決して裏切らない厳選された期待のシリーズ。

「キース・ジャレットの語る、現代の音楽におけるメロディの危機。何もないところからいかにして興味深いメロディを引き出すか、そしてそれが現代の作曲家にとっていかに大きな課題であるか。本作には、この言葉を出発点としながら2008年以降に書き起こした楽曲が収められている。デビュー作にしてメロディを賛歌する試みであると言うことに憚りはない。5年間活動を共にするジャンリーヴィオ(ds)に加え、本作に欠かせないサウンドと色彩を与えるのはフーリオ・ディ・カストリ(b)である – エウジェーニオ・マッキア」(ライナー・ノーツより)

無名の新人にして、そのステージにはジョー・ロヴァーノやマルサリス兄弟までもが駆けつけるという、NYの最新アンダーグラウンドでも要注目のエウジェーニオ・マッキア。慎ましく何其れコンクールのファイナリストだとか、そんな紹介をする前にまずはデビュー本作を聴いてみてほしい。まだまだ荒削りながらも若々しく力強いスウィングを踏み、ときにエレガンスの片鱗すら覗かせながら緩急の利いたプレイを展開する。エンジニアは、ECM緒作で知られるステーファノ・アメーリオ。デビュー作にしてこれ以上を求めるのは、酷というものである。

Description

Cat#:

LABEL: AUAND Piano Series, Italy
Format: CD / AU3001
ARTIST: EUGENIO MACCHIA
TITLE: LIVING IN A MOVIE
EAN: 8031697300120

Lineup:

Eugenio Macchia (piano)
Furio Di Castri (bass)
Gianlivio Liberti (drums)

Rec data:

Recorded at Artesuono recording Studio, Cavalicco (UD), on July 7-8-9 2009
Mixed and mastered at Artesuono, on March 6, 2010
Engineer: Stefano Amerio
Produced by Eugenio Macchia
Executive producer : Marco Valente